ドラマ『 ひだまりが聴こえる』3話~あらすじ・配信サイト・原作漫画・ネタバレ感想~
今回はハンバーグと当て馬女子のお話です!
ドラマ『ひだまりが聴こえる』の概要とあらすじ
放送/2024年7月3日~深夜24:30~
出演/中沢元紀 小林虎之介 他
監督/八重樫風雅 牧野将 原島孝暢
脚本/川﨑いづみ
原作/文乃ゆき「ひだまりが聴こえる」(プランタン出版)
制作/「ひだまりが聴こえる」製作委員会
太一(小林虎之介)は航平(中沢元紀)を半ば強引に誘い、ヤス(夏生大湖)が監督を務める映研サークルの撮影に参加する。
後日、同じく撮影の手伝いに来ていたヨコ(宇佐卓真)のいとこ・美穂(本間日陽)がヨコを通じて自分の連絡先を知りたがっている事を知り期待する太一。
しかし、実際に2人で会うと航平の事ばかりを聞かれ…。
そんな中、航平は、太一が“結婚したいくらい好き”と話していたハンバーグに隠された太一の過去を知ることに―。
テレビ東京
ハンバーグって美味しいのと美味しくないので振り幅大きいですよね~。
(誰もそんな話してない)
ドラマ『ひだまりが聴こえる』の見逃し配信
『ひだまりが聴こえる』の見逃し配信は以下のサイトで観られます!
ドラマ『ひだまりが聴こえる』の原作漫画
ひだまりが聴こえるはシリーズがいくつかあって、それぞれは完結していますが、最新作だけ続いているようです。長いシリーズですね。
読む順番は以下の通りです!
- ひだまりが聴こえる
- ひだまりが聴こえるー幸福論ー
- ひだまりが聴こえるーリミットー
- ひだまりが聴こえるー春夏秋冬ー(未完結)
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ドラマ『ひだまりが聴こえる』3話のネタバレ感想
なんというか、ちょっと色々ツッコミたい・・・。
重箱の隅をつつくみたいで根性が悪いのはわかってるけど・・・。
ツッコミ①太一の弁当が小さい(笑)
いっつも腹減ってるキャラなのに、航平が持ってくる弁当、女子のやつみたいに小さすぎない!?
私が同じ年頃だった時、もっと食ってたわ・・・。
若い男子でいつも腹減ってるならあの3倍くらい食うよね(笑)。ごはんがちょびっとしか入ってなくてなんか辛い・・・。
てか冷たいお弁当って私は苦手なので、太一のうめーうめーってのもあんま共感出来ない・・・。冷たいならおにぎりとからあげ、卵焼きとかの方が美味しいよね。
ツッコミ②ミホちゃんについて
映研の撮影に急遽来たミホちゃん。かわいい子でしたね。
しかし、「メイクしまーす」って、もうゾンビメイク終わっとるやないかい!!!
というのが1つ。
あと、太一の友人ヨコに太一の連絡先聞いたそうだけど、本当は航平のを聞きたかったんならヨコに聞く時も「航平の連絡先教えて」って言うはずだよね。
知らない、太一なら知ってるかもって言われたら「じゃあそれでいいや」ってなるのでは・・・?
なのにヨコは「お前に気があるのかも」って言うって事は航平のは聞かなかったって事ですよね。うーんミホちゃんの思考の謎が深まる。
てか航平の事聞くのに会う必要はないし、まずは彼女の有無を聞かないか・・・?
そんで、あの「物語の主人公みたい(だっけ?)」というリアクション。
あんなやついね~~~~だろ~~~~~~!!
いかにも頭悪いノータリン女ですぅ~って感じで、そいつを登場させないと太一に航平への寄り添う気持ちを育めないのってちょっと安易と言いますか。
航平に対して好意と悪意を向ける事で「かわいそうだけど太一だけが理解者になってくれて感動!」という方向に持って行きたいのが見え見えで、逆に冷めてしまうわ。
あそこまであからさまな好意(顔だけ)と、悪意(嫉妬とかノータリン発言とか)って現実にはあまりない事だと思うんだけどね。意外と若い子達、思いやりあるし、そこまで顔しか見てないわけじゃないと思うよ?と思いました。
ツッコミ③太一が不幸な件
とにかく不幸な2人が寄り添い合うのがいいのかな・・・。
別にいいんですけど、あそこまで子供を押し付け合う親っていうのも、あまりにもわかりやすすぎる「悪」であり、子供の「不幸」ですよね。
絶対にそういう親がいないとは言いませんが、両親共に離婚前に新しい家庭があるというのは珍しいですね。しかも母親の方は子供いるみたいですし。
なんか・・・そこもリアリティがね・・・。
どっちかというと醜く罵り合って子供を奪い合うとか、母親がわかりやすい水商売の女で「今の彼氏が子供要らないって言うから~」みたいなタイプの方がしっくりくるかな・・・。んで父親は働かないアル中とかね。
まぁ、じいちゃんがどっちの親かわかりませんが、子育て大失敗ですね。
てか親たちは養育費も払ってないって事ですよね?バイトしないと食うにも困るなんて。最低な親たちですよね。
そんな親を育てたじいちゃんが良い人っていう扱いなのが腑に落ちない・・・。
焦げ焦げのハンバーグの想い出は美しいけど、結婚したいくらい好きな理由になるのもよくわからない・・・。
ツッコミ④ハンバーグ作り舐めすぎ
ハンバーグってのは玉ねぎ切って炒めて冷まして、しっかり粘りが出るまでこねるのが肝なのに、ボールに全部用意して「はいどーぞ」って甘やかしすぎ!
適当に捏ねただけで手作りぶられてもなぁ。
あれじゃ絶対に味に差が出るでしょって思いました。
ツッコミ⑤航平の難聴について
正直、突発性難聴ってよく芸能人がなって休業しているイメージで、あんまり周りにいないからわからないんですよね。
私が唯一出会ったのは片耳だけ症状が出た人だったから航平とは全然違いますし。
生まれつき耳が聞こえないのならイメージはつきやすいんですけどね。
突発性難聴についての理解を深めて欲しいのか、単に全然喋れないと面倒だからちょっと聞こえる設定にしときたいだけなのか・・・病気についての説明が少なすぎて、後者なのかなと思ってしまいます。
ちょっと突発性難聴について調べてみたら、原因不明で発作は1回だけ。何度も良くなったり悪くなったりを繰り返すことはなく、眩暈が出る事もあるそうです。
あとは発症するのは中年以降が多いみたい。そして片耳に発症する人が多い。
聞こえない音の範囲が人によって違うので、日常生活で不便を感じない事もあり、発覚が遅れる事もある。
早期に治療しないと回復しない、という事でした。
確かに航平は「人によって聞こえ方が違う」とか言ってましたけどね。
そんな一言じゃなくて、ちゃんと病気にについて説明した上で、航平はこういう状態ですっていうのを言うべきだと思うんだけどね。
発症した後に聴力を完全に失う事があるのか?っていう事も説明欲しい・・・。
もしかしてだけど
私にこの作品は向いていないのかも・・・。
元々病気だとか余命わずかとか不幸とか、そういうので感動するタイプじゃないんですよね・・・。
病気でも障害があっても、前向きで頑張る人を見ると感動しますのでドキュメンタリーで泣く事はあるんだけど。
これがね、航平が難聴に負けずに何かを成し遂げるために前進する話で、そういう部分に太一が惹かれるっていう話なら面白そうと思います。
顔がいいだけ(でも地味だから同世代の子にはモテなくておばちゃん達からイケメン扱いされそう)でウジウジしてる航平には魅力感じないし、太一があそこまで航平に構うのもよくわかんないんだよねぇ~。
別にさ、他に仲がいい友達がいるんなら、お弁当受け取ったら友達と食べたっていいわけじゃん。
なんで毎日航平と食ってるんだって友達に言われないのかねぇ?
てか食べながら喋ってて難聴の人に聞き取れるのか・・・?ってそこがめちゃくちゃ気になるし。
母親も普通のスピードで顔を合わせないでしゃべるのが気になる。高い音は聞こえるならわかるけど、それだと太一の声が聞こえるのはおかしいし。
結局、当て馬ミホちゃんも太一の家庭環境も難聴も、全部が舞台装置でしかなくって、こういう話にしたいからこういう設定にしよ~☆っていう浅さが鼻につきます。
色々な人、仕事、学校、場所、道具、時代、どんな事を描くにも絶対調べなければ描けないと思うんですよ。そして、それを作品を通して見る人に伝えるものだと思います。
ファンタジーであればその世界の設定を突き詰めて、キャラクターがどんな生活をしているか、何をどのように調理して食べるのか、どんな家に住んでるのか、どんな考えなのか、そういうのが決まってないと話に説得力がないですよね。
だけど、この話の中核である航平の難聴がそんなに一般的ではないのに症状や治療についての説明もなくて、どんな聞こえ方かもわからないし、聞こえないと言いつつ普通に会話してるのなんで?という疑問も一向に解決しません、ここまで視聴者に難聴についての理解を求めないのは、逆に難聴の人にすんごく失礼な気がしました。
もう、気になるところが多すぎて、これ以上は作品を好きな人にも失礼だし離脱しようかなと思います。
とりあえずこのドラマのおかげで突発性難聴とノートテイクを少しだけ知る事が出来ました。
次回の『ひだまりが聴こえる』
テスト期間に入り、ノートテイクの日々が途絶えた航平(中沢元紀)と太一(小林虎之介)。
そのまま迎えた夏休みのある日、航平は母・涼子(西田尚美)の提案で太一を夏祭りに誘うことに。太一からOKの返事をもらい、浮かれ気分の航平。
しかし、そんな幸せな気持ちとは裏腹に、航平の耳の状態が少しずつ悪化していたことが分かる…。
一方、太一は美穂(本間日陽)との喫茶店での一連の出来事を航平に伝えられずにいた。そして、楽しみだったはずの夏祭りを迎える2人だったが…。
テレビ東京
航平はもう結構太一の事が好きになってるみたい。
でも夏祭りでひと悶着ありそうですね~。ガンバレ青春~。