【懐古】古の腐女子がオススメする古いBL漫画【萌え】
こんにちは。古の腐女子・辛口です。
今はたくさんのBL漫画があって、とてもじゃないけど読み切れないですよね。
そんな中で、古い漫画に触れる機会がない方もたくさんいらっしゃると思います。作風が古臭くて抵抗を感じちゃうかもしれないしね・・・。
でも、まだナントカバースとかがなかった時代のBL漫画でも面白いものがたくさんあるんです・・・!
そこで、私のお気に入りの漫画をいくつかご紹介します!
よしながふみ先生『ジェラールとジャック』
『きのう何食べた?』のよしながふみ先生です!
『何食べ』もずっと大好きで買い続けている漫画ですが、昔のBL全開の作品も大好きなんですよね~!
この作品は昔は全2巻でしたが、今は新装版が出て1冊にまとまってるみたいですね。
フランス革命前夜のパリを舞台に、没落貴族の少年ジャックと、三文小説家の平民ジェラールの「一度目は街娼、二度目は息子、三度目は恋人」の如き愛の変遷を描く、大河歴史ロマン。 解説/松尾慈子 2004年5月刊。
白泉社
同じ革命期のフランスが舞台の『愛とは夜に気付くもの』も、この『ジェラールとジャック』も物語が壮大で長年をかけて愛を育んでいきます。
そこがもういいですよ~。無意味に数年後・・・とかじゃなくて、きちんと一日一日を積み重ねたんだなってのがわかるんですよね。
で、壮大な大河歴史ロマンなんですけど、全然とっつきにくくないのでご安心を!
ちゃんとギャグもあちこちにあるし、さすがよしなが先生が描くフランスは小難しく考えなくてもスッと世界観に入り込めます。
むしろこの頃のフランスってこうなのかーと勉強になります。
普段はおじさん×子供って好きじゃないんですけど、この2人は本当に!素敵なんです~。お似合いとかどうとかじゃなくって、もう『愛』なんですよね~。
ジェラールもジャックもすごく辛い目に遭ってるけど、逞しく生きて幸せになる姿に元気と感動をもらえます!特にジェラールのメンタルの強さは羨ましい(笑)。
余談ですが、この漫画でウサギって食べられるんだ・・・どんな味なんだろうと未だに気になったままです。
山田ユギ先生『冷蔵庫の中はからっぽ』
初版はなんと1999年・・・!でも今読んでもとっても面白いです!
元々は全2巻で、現在は番外編も収録されている文庫版が発売されています。
私は番外編は電子で買い足しましたが、時間が経っても相変わらずなキャラクター達ですごく良かったです・・・♡
山田ユギ先生の漫画はどれもこれも本当に面白いんですよ!
お仕事物も多くて、その仕事について詳しく調べてあって勉強になりますし、その世界観に説得力が生まれます。でもお仕事描写がしつこくなくて、あくまでもラブコメですからその世界を構築する一つの要素に過ぎないという所がいいです(伝わりますかね・・・?)
その業界の知識をひけらかさないというか・・・。
話は逸れましたが『冷蔵庫の中はからっぽ』は漫画家を目指す高校生と、バイト三昧の後輩の貧乏同居物語です。
同居するんだけど、ま~邪魔ばっかり入ってすぐには何も進展しません!
そのじれったさがまたいいし、どっちもモテモテイケメンとかじゃない所も等身大の恋愛って感じでいいです。貧乏だし!
そして後輩・梅谷の妹がザ・平成のギャルで今の若い人が見たら逆に新鮮かもしれません(笑)。
大和名瀬先生『さあ恋におちたまえ』
初版は2003年で全3巻です。
この表紙は当時の物なのでちょっと古く見えるかもしれないけど、基本そんなに絵は変わってませんのですごく綺麗ですよ!
こちらはハイスぺイケメンおぼっちゃまと平民というカップルですが、このおぼっちゃまがキザでいちいち面白いし、主人公ののぼるは長男でしっかりしつつほだされていく所が良いんです!
おぼっちゃま・結城の兄や腹黒オバカなイトコ、のぼるの兄弟たちとかみんな良いキャラで大暴れしています!
恋愛だけでなく、家族愛にも溢れてて楽しくもほっこりする漫画です!
大和名瀬先生は他にも面白い漫画がたくさんあるんですけど、とりあえずこれは読んで欲しい名作です!
ユキムラ先生『不思議飴玉』
こちらは初版は2004年の短編集です。今出てる増量版っていうのは表題作のスピンオフが収録されているようですね。
ユキムラ先生は、調べたら現在は活動されていないようです。
この短編集は本当にかなり昔に買ったんですが、すごく心に残る本でした。
ファンタジー要素がある『社の中』と『不思議飴玉』はかわいい学生同士の恋・・・にこれからなる・・・(?)話で、受けが受けらしくないのに可愛くってすごく好きですし、『アロワナ』はBLまではいかない切ない話。会社員同士の話もあり、色んな味の飴玉が入っているような盛りだくさんの内容です!
どれも味がある絵と話で雰囲気があり、本当にオススメの一冊です。
エロが薄いのでBL初心者にも読みやすいと思います。
紺野けい子先生『かわいいひと』
2000年代に活躍された作家さんで、今は活動されてなさそうでした。
この作品は全2巻で、1巻が発売されたのは2000年です。
めちゃくちゃハマってて、結構作品買ってました。
当時は絵がオシャレ感があったんですね~。
映画にもなった『愛の言霊』とか、紺野けい子作品は結構女の子の存在感が大きくて、腐女子的に苦手な人もいるかもしれないんですが、この『可愛いひと』は一番BL漫画らしい作品です。多分一番一般受けしそう。
編集さん頑張ってくれたのかなって思ってます(笑)。
それでも攻めの元カノは出て来るんだけど・・・。
高校生同士なので、合宿やテストや風邪やバレンタイン等ベタなイベントを押さえてあり、とても楽しいです!
国枝彩香先生『未来の記憶 風の行方』
元々『未来の記憶』と『風の行方』という2冊だったのが新装版で1冊になり、書き下ろしも収録してるとかお得な1冊になっています!初版は2002年。
アンニュイな雰囲気の表紙とは違って、中身は教師同士のラブコメです!
主人公の健人は今のキャラにはいないような頭ガチガチな昭和なキャラなので、時代を感じますね~(笑)。
でも、そんな健人が、正反対のド派手で適当男・瑛(ゲイ)に出会って恋してお互いに歩み寄る姿がとても素敵です。
なんかまるで多様性を受け入れるっていう今の時代を先取りしてた話かもしれないです。
じーちゃんばーちゃんもうるさいけどかわいいし、基本面白いのにホロリとしちゃうし、読むと幸せになる話です。
めちゃくちゃおすすめです!
高口里純先生『幸運男子』
高口先生は『花のあすか組』とか、ドラマ化もした『グランマの憂鬱』等有名な漫画家さんですよね。今も活躍なさっててすごいです!
この漫画は、高口先生の作品では珍しいばっちりBLな作品(といってもBLという言葉がなかった時代ですね・・・)で、『幸運男子』と書いて「ラッキーくん」と読みます。全3巻で1巻は1991年(!)発売。
元々2巻で完結してて、3巻はだいぶ経ってからスピンオフみたいな感じで発売された記憶。
3巻では受けのすばるがめちゃくちゃロリ顔になってビックリしたっけ・・・。
内容としては、父母の再婚で義理の兄弟になった2人があーなってこうなってという、今となってはよくある設定なんですけど、私のツボ押しまくりでした。
180㎝と175㎝はキスするのにちょうどいいらしいですよ・・・!
うっかりキスして、だけどこの後どうするの・・・?っていう、スマホですぐ調べられる今とは違って、この頃は先に進むのも手探りだったんですよね。
う~ん、じれったい。
好き!付き合う!みたいなスムーズにいく恋愛ではなく、好きなのにどうしたらいいかわからない、だけど惹かれちゃう!って所が逆に萌えまくりました。
今では絶滅危惧種な葛藤系ストーリーなので、今読むと新鮮ですよ!
ただ、攻めにも受けにも彼女がいますので、絶対無理な方は見ない方が良いです。
でも私はこの彼女たちはあまり生々しさを感じなかったので平気でした。
特に斑の彼女のヒナちゃんは美少女設定じゃなくて、明るくてすばるとも仲良くなっちゃう良い子なのでむしろ好きでした。
そういえばこの漫画で斑と書いてムラと読むと知りました。
『SEX PISTOLS』という漫画では斑と書いてマダラと読むと知りました。
BL漫画は勉強になるな~。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私が読んできた中でかなりオススメの面白い漫画たちなので、読んでもらえたら嬉しいなぁと思います。
古い漫画だと紙の本で売ってない場合があるので、その場合は電子書籍がオススメです。
色んなサービスがあるので、初回特典等を使ってお得に読んでみてください!
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