ドラマ『スメルズライクグリーンスピリット』2話～あらすじ・配信サイト・原作漫画・ネタバレ感想～

その後、屋上で桐野が口紅を塗る所を三島が目撃した事で、桐野がどういう人間かがわかります。

開放された桐野、めっちゃ上手かったですね！！

桐野役の曽野舜太さんって、別のBLドラマでは必ず関西弁だったのでそのイメージが拭えず、なんとなく標準語のセリフに違和感を覚えていたのですが、オネエ言葉はすごくイキイキしていました！(笑)

で、屋上での件からいきなり仲良くなるわけじゃないんだけど、ちょっとずつ言葉を交わすようになって、話すごとに三島に心開いていく桐野がかわいくってかわいくって・・・！

最初は、小柄で可愛い顔の三島に対しての羨望と嫉妬で「可愛くてムカつく！」みたいな感じだったのに、すぐ仲良しになるのが思春期っぽくて良いですね！！

大人目線だと「あんなにいじめといて、いじめやめたからって罰も受けずに許せない」とか、三島にも「いじめられたのにすぐに許しちゃっていいの！？」とか思う人もいるかもしれませんが、子供の頃ってこんなもんですよね。設定は中学生だし、お互い理解者が欲しかったと思うので、三島もそりゃ嬉しかったと思います。
2人とも本来の自分のままでキャッキャして恋バナなんて初めてだったはずなので、めちゃくちゃ楽しそうでした。可愛かったですね～。

そして！！いじめっ子のNo.2の夢野の気持ちも明かされました！
好きだからいじめるとは、これも1990年代の田舎だからですね～。
今だったら「多様性」の一言で済みますが、当時の、特に田舎はホモなんてありえなかったんだろうなと想像出来ますよね。

そんな中、三島を好きなのにいじめてしまう夢野も苦しかったと思います。

いじめる事によって好きバレしないようにするっていう意味もあると思いますし、自分が男を好きなのは間違いであって、自分がおかしくなったのはお前のせいだっていう鬱屈した感情があるのかもしれません。

そんな感情を吐き出すさまが思春期だなって思いました。

ところで、こういう思春期って今もいるんですかね・・・？
今の子達は素直であんまり反抗期とかもなさそうなイメージで、若い人にはこの感じ、伝わりますかね・・・？

で、今回は桐野と三島、それぞれの母の気持ちの対比がすごかったですね。
三島の母は元レディースで夫を亡くしたシングルマザーなわけだけど、三島をめちゃくちゃ愛してる。
桐野の家は両親揃ってるけど不仲で、母は桐野に「ちゃんとした大人になって欲しい」と思っている。これは桐野にとってはきっついですね・・・。こんな自分はダメだって、自分を責めてしまいます。まだ子供なのにかわいそう・・・。

この母たちのスタンスの違いが今後2人にどんな影響を及ぼすのでしょうか。

そして、意味ありげな三島の担任・柳田・・・。
追試するのにガッツリ見るのおかしいだろ・・・。