ドラマ『スメルズライクグリーンスピリット』8話～あらすじ・配信サイト・原作漫画・ネタバレ感想～

今回は最終回という事で、最後の方は胸がグッとなりました。

どうして良い子が幸せになれないんだろう・・・。

いや、でも人生長いし、それで良かったんだと思えれば幸せって事なんだと思うし・・・。

桐野の選択は、間違っているとも正しいともどちらとも言えませんよね。

彼は母親に依存してしまっているのか、母親に笑っていて欲しいというのが一番の願いになっていて、母親が喜ぶから結婚して子供を設けたんだろうけど、でも結婚した相手と協力して家庭を営んでいって、子供に愛される父親になれたら、それはそれで幸せなんじゃないかなとも思います。どんなに愛し合ってたっていずれ歳を取ってエロい気持ちもなくなっていくんだし、そうなった時に家族、特に子供がいるというのは若い時の恋とは違う次元の宝物なんじゃないかなって勝手に思います。

まぁ、桐野はあの時点では死んだ目をしてたわけですが・・・。

この先、子供がいて（もしかしたら孫が出来て）良かったなぁ、幸せだなぁって思う時がくるのかな、なんていうのは見てる側のエゴですかね・・・。

三島と桐野はすごく仲良しの2人になったのに、三島の傍にいたら素の桐野になっちゃうから、それよりも母親を取ったからと距離を置くのが切ない・・・。

卒業式、先生のボタンを貰う事でゲイの自分から卒業しようと思ったのかな・・・。切ない・・・健気・・・。

母親がとことん毒親だったら桐野だって切り捨てる事が出来たかもしれないのに、中途半端に傷つけといて謝るんだもんなぁ・・・。そんなんズルいよ・・・。

彼女も傷ついていてどうしようもなくて、桐野を愛してる気持ちは本当だったんだろうけど・・・。

親子といえども他人同士、相手に対して鈍感な方が得をして、優しい方が損をするのかもしれません。

一方、三島は上手い事自分にぴったりな仕事をして、恋人とラブラブ。

だけど大人になったからか、それとも桐野の事が引っかかっているからかどこか冷めた感じでした。

きっと、この先も2人の人生が交差する事はないんだろうけど、一生忘れないんだろうなぁ。

はぁ、切ない。