ドラマ『スメルズライクグリーンスピリット』の総評と個人的オススメ度
大好きな漫画、永井三郎先生の『スメルズライクグリーンスピリット』がドラマ化です！！！
毎週楽しみに観ていましたので、毎回の感想も書いていました。
https://karakutibl.com/slgs/今回は最後まで通しての感想とオススメな点を書いていきたいと思います。
ドラマ『スメルズライクグリーンスピリット』の概要とあらすじ
放送／2024年9月19日～
出演／荒木飛羽 曽野舜太 藤本洸大 阿部顕嵐 他
監督／澤田育子
脚本／新井友香
音楽／中村中
原作／永井 三郎
（コミックBe「スメルズ ライク グリーン スピリット」／ふゅーじょんぷろだくと 刊）
制作／「スメルズ ライク グリーン スピリット」製作委員会・MBS
閉鎖的な平成のド田舎に暮らす男子学生・三島フトシ（荒木飛羽）は、クラスで浮いている存在。“髪が長い”という理由から、同級生にイジメを受けているものの一切抵抗しない。
そんな三島の心のよりどころは、隠れて母親の口紅を塗ったり、長い髪をウエーブさせたり、“カワイイ自分”になることだった。
ところが、丹精込めて伸ばした長い髪をイジメグループにハサミで切られてしまう。ショックを受けて帰宅するも、鏡に映った自分を見て衝撃を受ける。「すごい…かわいい…」
「スメルズ ライク グリーン スピリット」製作委員会・MBS
まだスマホもなく、携帯も学生は持ってなくても普通だった時代です。
その時代の田舎の空気感って、今とは違う息が詰まりそうな感じがありました。
でも、その中でもがく学生たちを描いた作品です。
見る世代によって感じ方が違うかもしれませんね。
ドラマ『スメルズライクグリーンスピリット』を見られる配信サイト
2024年12月現在、配信してるのはFODのみです。
他にも配信されたらいいんですけどね。
でも、Blu-ray＆DVD BOXが2025年3月26日（水）に発売決定しましたので見たくてしょうがない！という方はコチラ↓をチェックしてくださいね。
ドラマ『スメルズライクグリーンスピリット』の原作漫画
SIDE：AとBに分かれた全2巻です。
最初はイジメの描写がありますが、そこまでヒドイ感じではないのと、なぜ彼らがいじめをしたのか理由もありますので、痛いのが苦手な方も読んでみて欲しいです！（理由があればいじめをしていいのかは別ですが・・・三島フトシがそこまで悲壮感がないのでそんなに辛くはないと思います）
絵も美しいのでオススメです！
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ドラマ『スメルズライクグリーンスピリット』の総評と個人的オススメ度
原作の漫画がとても面白いので、期待半分不安半分という感じで視聴を始めました。
こちらは『BLドラマ』というわけではなく、女装が大好きな男の子（かわいい）と同級生の友情を軸に、いじめや田舎特有の噂話の的になる生きづらさと、そこを抜け出したいっていう若者の行動力と決断・・・。そんな青春物語です。
ただ、暗くじめっとした感じではなく、カラッとスピード感があるのでとても観やすいと思います。ちょっとだけBLもありますし。
さて、まず原作ファンとして始めに不安に思ったのがキャラクターのビジュアルです。この漫画は主人公の三島フトシが女の子としてナンパされちゃうくらい小さくて華奢でかわいい設定です。
ここの部分で結構ハードルが上がりますよね～。
最初、ロン毛の時のフトシは「う～ん・・・」って感じだったんですが、家で女装してる姿と、髪を切った後の可愛さがすごい！美少女すぎる！
口紅と髪型だけでそんな可愛くなるなんて、ズルい！！(笑)
まぁ、体格は男の子なので女の子と間違われるのは無理があるけど、それでも見た目的にはかなり三島フトシらしいと思いますし、元のキャラの「女装はするけど自分を女の子だとは思ってなくて、見た目以外女の子っぽくしないフラットさ」がすごく合ってると思いました。とても自然で良かったです。
他の主要キャラである桐野、夢野、柳田に関しては、個人的な好みではそこまでカッコいいとかは思わなかったのですが、それぞれキャラクターが立った演技でとても良かったです。
特に桐野は、普段と三島と一緒の時とでギャップが素晴らしかったですね！キャッキャウフフしてる所が三島とセットで可愛かった～！ずっと眺めていたい可愛さでした。
夢野もエネルギーが有り余ってる感じや性欲を持て余してる感じがすごく出てて、ロマンス部分は胸キュンでした。
柳田はまぁ実はもうちょっと大人っぽいというか、男っぽい感じの人が良かったけど（生徒たちとビジュアル面で年齢差を感じなかったので）・・・原作にはすごく近いですね。
他にもクラスメイトの美少女・藤井さんや三島母、江戸川先生に村人たち、みんな良いキャラでした。
そして忘れてはならないのが音楽です。
音楽を担当されたのはトランスジェンダーの中村中（なかむらあたる）さんで、彼女だからこそ、このドラマの登場人物たちの心情を音楽で表現出来たのではないかと思います。
特にOPは疾走感があってとてもワクワクしました。若さゆえのエネルギーを感じますね。
内容に関しても、原作通りで無駄なくまとまって毎回面白かったです！
ラストの桐野のシーンも余韻があって、原作と同じなんだけど違った解釈をしたくなってしまいました・・・。
内容は詳しく書くとアレなので書きませんが、本当にオススメのドラマです！
オススメ度は、文句なしの★★★★☆！
是非たくさんの人に見て欲しいドラマです！