ドラマ『毒恋~毒もすぎれば恋となる~』~総評・ネタバレ感想~
原作未読で何も知らずに観始めました。
エリート弁護士×天才詐欺師による異色のBLリーガルサスペンスという事でかなり楽しみにしていましたが、フタを開けたら超コメディ!ビックリしましたがその演出が楽しかったです。
弁護士と詐欺師という強いキャラ設定は、果たして話にどのように作用するのでしょうか!!?
ドラマ『毒恋~毒もすぎれば恋となる~』の概要とあらすじ
放送/2024年9月17日~
出演/濱 正悟 兵頭功海 他
監督/大内舞子 林雅貴 青木達也
脚本/川﨑いづみ
プロデューサー/三浦和佳奈(大映テレビ)
原作/牧野圭祐「毒恋~毒もすぎれば恋となる~」(角川文庫)
漫画/たなたきと(作画)戸真伊まい(構成)
制作/『毒恋~毒もすぎれば恋となる~』 製作委員会
志波令真(濱正悟)は、東大在学中に司法試験を最高得点で突破し、現在は日本有数の規模を誇る「オラクルム法律事務所」に入所。27歳で共同経営者となり、順風満帆な人生を送っている。だが、次々と相棒をクビにすることから、ついたあだ名は「冷酷無慈悲な氷の法王」という不名誉なものだった。
逆転勝訴祝いにと誘われ、志波は同僚の風間公太郎(こがけん)とバーでグラスを傾けていた。そこで志波は、自分の不注意から謎の青年・ハルト(兵頭功海)に怪我をさせてしまう。ハルトの澄み渡った瞳に見つめられた志波は、自分がこれまで感じたことのない感覚に襲われる。
ハルトのことを度々思い出し心が乱れていると感じた志波は、無心になろうとソロキャンプへと出かけた。そんな志波の前に、再びハルトの姿が。呆然とし事態が飲み込めない志波に、ハルトは「きっとまた会える」と言い残して去っていく。その夜、志波のテントにハルトが転がり込んできて…!?
『毒恋~毒もすぎれば恋となる~』 製作委員会
「冷酷無慈悲な氷の法王」・・・(笑)
第一話は出会いが描かれますね。ここからどんな事件が起きるんでしょうか?
ドラマ『毒恋~毒もすぎれば恋となる~』を見られる配信サイト
『毒恋~毒もすぎれば恋となる~』は以下のサイトで配信されてます!
ドラマ『毒恋~毒もすぎれば恋となる~』の原作
小説
『毒恋』の小説は下巻が10/25に発売だそうです。
原作を読んでる方でもドキドキしながら観られそうですね。
漫画
現在は1巻まで発売されています。2巻の発売日は未定です。
ドラマ『毒恋~毒もすぎれば恋となる~』のネタバレ感想と個人的オススメ度
※このブログは個人的なBLドラマの感想ですので、人によっては意見が合わず嫌な気分になるかもしれません。読むのは自己責任でお願いします。
1話から毎週観ていたので、毎回ネタバレ感想を書いていました。
ただ、毎週書いていたのは7話まで。
なぜかというと・・・・
その後の話がクッソしょうもなくて、まともに見るのが辛くて辛くて・・・😫
最初からしょうもなさの片鱗は見えていましたが、とにかく主人公・志波のキャラが変で面白いし、コメディの演出が面白かったので楽しく観ていました。
でも、7話あたりからシリアス路線な話になっていって、そこが肝なのかもしれないけど、その大事な部分がめちゃくちゃにしょうもない!!!
唯一負けた裁判の因縁の相手だとか、ハルトの家族の話だとか過去だとか、本当にしょうもな・・・。
この話は原作小説通りなのかな?もしそうだとしたら、制作側はよくそのまま使ったなぁというレベル。
弁護士の仕事については私も詳しくは知りませんので偉そうには言えませんが、絶対こんなんじゃない!と自信を持って言えます。そのくらいおかしいです。
ハルトの天才詐欺師という設定も、コスプレして潜入するのが詐欺師?弁護士を騙って言質とっても裁判では使えないよね?
しかも詐欺は犯罪ですから、弁護士がそうと知って付き合うのは弁護士事務所としても別れればOK👌とはならないよね・・・!?
ついでに被害者に示談金を渡しても捕まらない理由にはならないよね・・・・!?だって刑事事件だから!!
そもそも弁護士の相棒ってなんだよそんなもんいらんだろ、法の守護神とか言ってるけどやってるのは顧問弁護士のみ、依頼人にも会わずに即裁判、毎日裁判、そして勝利。裁判って1回しかやらんの?てか会社同士で毎日訴え合ってるの?忙しい忙しいって言ってやってる事はパソコンで何かのファイルをフォルダ分け・・・?
最後の裁判もハルトが証人だから何なの?という感じ。今回の裁判に全然関係ないですよね。ずっと父親を憎むだけで、全く母の死の真相に近づけてないし、長年何やってたの?トーヨコキッズのために小銭稼ぎ?
あとそもそも志波の家に転がり込んだのも意味不明。何か盗んだりしろよ!情報や肩書きを利用するために近づいたって言えよ!!何のための詐欺師なんだよ!!!
というわけで、弁護士や詐欺師という設定を全く活かせていない話でした。
ただね、最初はコメディ演出のおかげで面白かったのは事実なんです。
志波が変でツンケンしてるのにチョロい所とか、ハルトのスパダリっぷりとか良かったです。・・・・・最初はね。
後半はコメディ部分が少なすぎて話の筋の粗しか残らなかったので酷評という結果になりましたが、この2人が好きで、話の整合性や面白さは二の次って方には良い・・・のかもしれません。
とりあえず私のオススメ度は★★☆☆☆です。最初の面白さで加点しました。
話は中学生の同人誌レベル、BLだからってしょーもない話で良しとする時代はもう過ぎたはずです。今後は話そのものが面白いBLを観たいですね。